ミヤコタナゴ
ミヤコタナゴは関東近郊のごく限られた地域にのみ見られる特殊なタナゴ類。明治時代までその種は確認されておらず、在来種からの突然変異種なのか、大陸産のタナゴなのかも研究は進んでいない。その生態は、春に田んぼに住む二枚貝にメスが産卵管を挿入し、卵を産みつけるというもので、貝と人間の協力がなければ成立しえない特殊な繁殖法をとる。この珍魚の繁殖は何度も試みられてきたが、失敗に終わってきたのだが、このたび逮捕された60代の男性ほか2名は、わずか1年少々で30倍以上にタナゴを増やすことに成功しており、ネットでは「研究員より優秀なのに逮捕はおかしい」という声があがっている。吉宗ゆかりの小石川で見つかった本種だけに、この暴れん坊3名も「大岡裁き」となることを願いたい。

ソース: 絶滅危惧種「増やし過ぎて」1121匹に 無許可譲受容疑で書類送検